各地の取り組み(東海)

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最終更新は2024年2月25日です。


瀬戸地下軍需工場跡の現地見学会を開催    24年1月27日

 愛知県の「瀬戸地下軍需工場を保存する会」が、1月27日(土)に見学会を開催されました。参加者は30目英でした。

 まず、近くの水野公民館で、主に「瀬戸の戦争遺跡」について学習会をしてから地下工場跡へ。

 

 寒い風が吹き、枯れ葉や砂利に足をすくわれながらも、参加された皆さんは元気に丘陵を歩かれ、地下壕の入り口などを見学されました。

(画像は寺脇正治さんのFacebookより転載しました)


豊川海軍工廠跡地見学会(名古屋大学豊川フィールド内)

23年12月21日(木)、24年1月20日(土)、2月4日(日)、25日(日)

豊川海軍工廠平和公園・平和交流館
豊川海軍工廠平和公園・平和交流館

 豊川海軍工廠平和公園・平和交流館が、名古屋大学豊川フィールド内の豊川海軍工廠跡地見学会を開催しました。名古屋大学豊川フィールドの中は普段は公開されておらず、ヘビやハチの心配がない冬季に開催されています。

 今年度の開催日時は、23年12月21日(木)、24年1月20日(土)、2月4日(日)、2月25日(日)で、いずれも13時から1時間程度の開催(定員80名)でした。

 来年の見学会も楽しみです。

 

愛知県が戦争遺跡の調査を開始   23年11月

二川のトーチカ(豊橋市)
二川のトーチカ(豊橋市)

 愛知県が、戦争の記憶を継承するために、戦争遺跡の調査をして保存を検討していくことを発表しました。

 愛知県は2004年まで8年間をかけて戦争遺跡を調査して『愛知県史』にまとめました。それをふまえて11月から市町村に対して、『県史』に掲載されている戦争遺跡の保存状態と、さらに保存すべき戦争遺跡がないか情報提供を求めることにしました。

 その上で2024年に現地調査をおこない、県の文化財指定や登録など、保存方法を検討するそうです。

 すばらしい取り組みを注目したいです。

沖縄・玉城知事が松代大本営を見学

 沖縄の玉城知事が3月16日に松代大本営・象山地下壕を1時間見学されました。

 沖縄県は首里城地下にある第32軍司令部壕の保存と一部公開に向けた調査を進めているそうで、玉城知事も「戦争の実相と教訓を次世代に継承することは、私たちの重要な責任の一つ」と述べられ、第32軍司令部壕がどのように保存・公は開されるのか楽しみです。

 下の新聞記事は、左と中央が沖縄の村上有慶さん(前・共同代表)から頂いた琉球新報、右が戦跡ネット・幅事務局長から頂いた信濃毎日新聞です。


琉球新報と信濃毎日新聞の取り組みから

 沖縄復帰50年の特集で、信濃毎日新聞と琉球新報が共同企画で慰霊の日にアンケートを行った結果、長野県民の46%が沖縄の32軍壕を「まったく知らない」と回答し、沖縄県民の63%が松代大本営を「まったく知らない」と回答したそうです。

信濃毎日新聞29面 22. 6.29.
信濃毎日新聞29面 22. 6.29.
信濃毎日新聞1面 22. 6.28.
信濃毎日新聞1面 22. 6.28.

 これからの取り組みで、この割合がどんどん減っていくと思います。私たちの活動もその一環ですね。

(新聞記事がごく一部で、しかも切れてしまっていて申し訳ありません。完全版のデータを頂ければ差し替えます)


春のピースウォークを開催

22年4月3日(日) 10時~    豊川海軍工廠跡地保存をすすめる会

 豊川海軍工廠跡地保存をすすめる会が、春のピースウォークを開催します。

 4月3日(日) 10時 豊川市役所玄関前に集合

 今回のピースウォークでは、旧豊川海軍工廠の正門、平和の像など、市役所周辺の見学をします。佐奈川の桜並木もコースに入っているそうで、満開の桜を見れるといいですね。 

佐奈川の桜並木
佐奈川の桜並木

 佐奈川の桜は豊川海軍工廠の開廠記念に植えられたものです。また、写真のように佐奈川は運河のように直線ですが、これも海軍工廠建設時に真っすぐにそして大きく改修されています。豊川市民憩いの散歩・見学コースになっている佐奈川は、戦争遺跡とも言えます。

 時間は90分を予定しています。

 少雨決行です。

旧豊川海軍工廠の正門
旧豊川海軍工廠の正門
平和の像(豊川運動公園内)
平和の像(豊川運動公園内)