新聞記事・オンラインなど

最終更新は2024年11月5日です。

 


『北九州の戦争遺跡』の紹介記事     24年9月20日

 北九州の前薗廣幸さんが『北九州の戦争遺跡』を出版されました。前薗さんには戦争遺跡保存全国シンポジウム北九州やはた大会で大変お世話になりました。

 その出版について、中国新聞社の佐田尾記者が記事を書かれました。佐田尾記者も、戦跡シンポ北九州やはた大会にも参加され、熱心を取材をされていました。

 記事は前薗さんのこれまでの調査から、北九州のさまざまな軍事施設について紹介し、戦争遺跡の価値と保存を強く伝えるものになっています。

 広島の多賀俊介さんから届きましたので、ご紹介します。

日本考古学協会のオンラインシンポジウム  24年8月10日

8月に考える~戦争遺跡の保存と活用について~ 14時~16時(定員100名)

 日本考古学協会がオンラインミニシンポジウムを開催しました。

 テーマは「戦争遺跡の保存と活用について」で、報告者は4名でした。

〇沖縄陸軍病院南風原壕(南風原町教育委員会 保久盛 陽さん)

〇旧高知海軍航空隊掩体群(南国市教育委員会 油利 崇さん)

〇調布飛行場周辺の戦争遺跡の保存と活用(調布飛行場の掩体壕を保存する会 金井安子さん

〇海軍築城航空基地稲童掩体と関連遺跡(福岡県・行橋市歴史資料館 小川秀樹さん)

  

『日本考古学』でも小特集

 日本考古学協会の『日本考古学』57号(23年10月)では、「戦争遺跡研究の現状と課題」という小特集が組まれています。

 戦争遺跡が学術的にも注目されてきたことがわかります。ぜひご一読下さい。

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日本考古学57号.pdf
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模擬原爆パンプキンのクラウドファンディング

 7月1日から「模擬原爆パンプキン探索プロジェクト」のクラウンドファンディングを行い、8月12日に目標の100万円を突破できました。

 全国に落とされた模擬原爆パンプキン49発のうち、着弾地がいまだに不明なのが3発。その中の1発かもしれない破片が神戸市の摩耶山で採集されました。それがパンプキンと確定するために組成分析が必要で、その調査に高額な経費がかかるためのクラウドファンディングでした。

 多くの方のご協力により、目標額を達成できました。ご協力ありがとうございました。なお、この取り組みやパンプキンについて8月6日(火)の報道ステーションで紹介されました。

https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000364447.html

 

 会のウェブページも作られています。「パンプキン爆弾を調査する会」のウェブページをご覧下さい。

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パンプキンCFチラシ.pdf
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朝日新聞の記事から         23年11月5日(日)

 共同代表の菊池さんからの情報です。

 11月5日(日)の朝日新聞「声」欄で菊池さんからの投稿が掲載されました。

 菊池さんは「声」欄に掲載された学徒出陣体験者の方の文を大学の授業で使われたそうです。

 新聞記事から映像や証言などの資料で授業を深めてみえることもわかります。 

 戦争遺跡だけでなく、さまざまな切り口から戦争を語り継ぎ、平和について考える大切さを感じます。

山梨日日新聞の記事から      23年10月8日(日)

山梨日日新聞 23.10.08.
山梨日日新聞 23.10.08.

 出原共同代表からの情報です。

 山梨日日新聞が、山梨に作られた戦没者慰霊碑などについての記事を出しました。

 出原共同代表のコメントも掲載されています。

 戦友会や遺族会が建てた碑や建物は、高齢化によって管理できなくなり、放置されるものも増えてきています。思想的に私たちと相容れないものでも、戦争体験者の「戦争の記憶」や「戦争への思い」を伝えるという意味では貴重なものです。

 具体的な事例から、各地で議論をして、管理の方法や守り方を考えていけるといいですね。

 

十菱さんと出原さんが、文全協の和島誠一賞を受賞

 共同代表の菊池さんから嬉しいお知らせが届きました。

 文化財保存全国協議会(文全協)が、戦跡ネット前共同代表の十菱駿武さんと、現共同代表の出原恵三さんに、今年の和島誠一賞を贈ることを決定しました。

 

 和島誠一賞は、長年文化財の調査や保存運動に尽力されてきた方に送られるもので、今年で24回目になります。お二人のこれまでの活動や功績なら受賞は当然ですし、戦跡ネットの活動にも大きな励ましを頂いたと思います。お二人は、6月25日(日)に京都で開催された文全協の全国大会で表彰を受けられました。本当におめでとうございます。

 

 戦争遺跡のもつ価値はこれからどんどん高くなります。文全協の機関誌『明日への文化財』でも各地の戦争遺跡が掲載されることが増えています。お二人のますますのご活躍を祈念するとともに、戦跡ネットとしてもさらに飛躍したいと思います。 

  

出原さんの連載「戦争遺跡と保存運動」が完結しました

 出原さんが「赤旗」の水曜エッセーに連載されていた「戦争遺跡と保存運動」(全5回)が完結しました。

 戦争遺跡の保存や文化財指定へのこれまでの活動の経過や、これからの課題について的確にまとめられています。

 ぜひご高覧下さい。

連載①(22.9.14.)
連載①(22.9.14.)
連載②(22.9.21.)
連載②(22.9.21.)
連載③(22.9.28.)
連載③(22.9.28.)
連載④(22.10.5.)
連載④(22.10.5.)
連載⑤(22.10.12.)
連載⑤(22.10.12.)

赤旗に戦跡シンポと被服支廠が紹介されました

 赤旗(22. 9.15.)で、広島で開催された戦争遺跡保存全国シンポジウムの現地見学Bコースの様子と、旧陸軍被服支廠のことが大きく紹介されました。

 軍都「廣島」の加害性についても書かれていますし、幅事務局長のコメントも紹介されています。

赤旗 22. 9.15.
赤旗 22. 9.15.

読売新聞の解説から

読売新聞 22. 9. 8.
読売新聞 22. 9. 8.

 読売新聞の解説欄(22. 9. 8.)に「失われゆく戦争遺跡」が掲載されました。

 記事のリード文も「文化財指定 官民一体で」「価値見直しへ 広い視野」「戦後77年 悲惨さ後世に」と、戦争遺跡の今日的課題を言い当てており、私たち戦争遺跡保存全国ネットの主張とも重なります。

 この記事を読まれた方から、このウェブぺージにご感想や励ましのメイルが届いており、とても嬉しく励みになります。

「人からものへ」「二度と戦争遺跡を作らない」という私たちの思いが少しずつ広がってきていることを実感します。これからも着実に調査を続け、市民に発信していきたいです。

 各地からの情報もお待ちしております。

日本経済新聞から

日本経済新聞 22. 8. 3.
日本経済新聞 22. 8. 3.

  日本経済新聞(22. 8. 3.)で戦争遺跡を取り上げられました。

 昨年度で共同代表を勇退された十菱さんが取材に応えられています。

 在日米軍施設内にある戦争遺跡にも言及しているのが特徴的です。

 こういった報道が広がり、世論が高まるように、私たちも調査や発信を続けたいです。